BiSHとパンクな関係

BiSH
スポンサーリンク

BiSHの所属事務所であるWACKの渡辺社長は90年代のパンクロックに強い影響を受けており、 そこを中心に様々なロック・エッセンスをBiSHはじめ、アユニのバンド・プロジェクトであるPEDROやBiS3なんかで表現しています。

サウンドプロデューサー松隈氏の手腕もあり、世の中に受け入れられやすい形でサウンド・メイキングをほどこし、ロックファンからもアイドルファンからも熱狂的な支持を受けています。

今回はそんな、BiSHとROCKの関係をまとめてみました。

スポンサーリンク

WACK渡辺社長のパンクなプロデュース

セックス・ピストルズのプロデュース方法

WACKのベースとなっているのはいつでも「セックス・ピストルズ」なのではないかと思っています。

音楽性はもちろん、プロデュース方法やライブのスタイル、ネーミングやツアーのタイトルに至るまで、 あらゆるところにピストルズの影響が色濃くでいています。

アイドルの生み出し方

渡辺社長はプロデュース手法はセックス・ピストルズのプロデューサーであるマルコム・マクラーレンから影響を受け、 アイドルの構図はデビッド・ボウイに見ているという話が非常に興味深いです。 

BiSHで目指した90年代パンク・サウンド

渡辺社長がBiSH結成時に言っていたのが、ニルヴァーナ、スマッシング・パンプキンズ、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンみたいな音楽がやりたいというものでした。

ニルヴァーナ

その中でも特に影響を強く受けたのがシアトルのカリスマ的グランジ・バンドであるニルヴァーナ

BiSHのファンクラブのネーミングにニルヴァーナの大ヒット曲「Smells Like Teen Spirit」を引用していることからも、影響の強さを感じます。

スマッシング・パンプキンズ

スマッシング・パンプキンズ、通称スマパンも渡辺氏が当初BiSH立ち上げの際にやりたがっていた方向性のバンドのひとつ。

BiSHの名曲「オーケストラ」はスマパンの曲にインスパイアされて生みだされたものです。

ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン

ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン、通称ジョンスペは、渡辺社長の要望があったものの、サウンド・プロデューサーの松隈氏曰く「俺の得意な感じじゃない・・・」 ということで、あまりジョンスペっぽい曲は見当たりません。

近いところでは日本の90年代ロックバンドであるミッシェル・ガン・エレファントなんかが該当するかと。

そういう意味では「SMACK baby SMACK」なんかは、アユニとアイナが、ミッシェルガンのボーカルであるチバユウスケ氏を意識して歌っていると言っているので、この辺の要素が近いかもですね。

BiSHのパンクな世界観

メンバーを洋楽ロックスターに例えるなら

ついつい洋楽ロックバンドのボーカルに例えたりしてみたくなるわけです。

BiSHの無口なデスボイス担当

サウンド・プロデューサー松隈氏の「強めに歌って」を勘違いして、シャウトを始めたリンリン。

そのシャウト方法はいわゆるメタル・バンドにあるようなシャウトとは少し違った独特な唱法と言えるでしょう。

さらに、シャウトに磨きをかけて、無口と狂気のギャップを深めて欲しいですね!

DIR EN GREYのボーカル、京ばりのシャウトを期待します!きついか・・。

インダストリアル・メタル

BiSHのサウンドは時に荒々しく「汚い」とも表現できるサウンドを狙うことがあります。

例えば「遂に死」。

これは徹底的にノイズを追及して、90年代のインダストリアル・メタルをイメージして作られています。

エピック・メタル

「OTNK」ではエピック・メタルと言われる、弦楽器や民族楽器を取り入れて壮大さを表現したヘヴィ・メタル・ジャンルにも挑んでいます。

渡辺社長はドイツのエピック・メタル・バンド「エクリブリウム」がお好きだそうで、90年代パンクとは全く違った方向性ですが、こういったメタル・バンドの模倣も面白いです。

アイナのヘヴィなギター

BiSH「TOMORROW」のミュージックビデオでは各メンバーが楽器を持って話題に。

特にアイナの使用しているギターは、80年代のヘヴィ・メタル・ギタリストであるジョン・サイクス・モデル

さらに、アイナのギター・プレイ・スタイルはラップメタル界の大御所、リンプ・ビズキットの超絶奇抜なギタリスト、ウェス・ボーランドを参考にしているというからロック好きオジサンには最高の一言。

PEDROのロックでパンクな世界がさらに深い

BiSHよりもさらに90年代のオルタナティブ・ロックのディープなところまで行っているのがアユニ・DのバンドであるPEDROでしょう。

BiSHの中でも、今や最もロックに共感をしているのがアユニであることは間違い無いですね。

アユニのベース

アユニが使用しているベース「スティングレイ」はオルタナティブ・ロック系のミュージシャンの多くが愛用しているモデル。

特に、ミクスチャー・ロックのパイオニア、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーが使用していたことで有名です。

アユニのギター

日本の誇るオルタナ・ギタリストの田渕ひさ子氏の影響もあってか、アユニはプライベートでギターを購入。

田渕ひさ子氏と同じモデルの「ジャスマスター」を選択しました。

ジャズマスターはそもそも田渕ひさ子が影響を受けた、ダイナソーJr.のJ・マスキスなど、名だたるオルタナ・バンドのギタリストが使用してきたギターです。

グランジ・ロックにどっぷりひたるアユニ・D

いつの間にかアユニのロック成長がはんぱじゃありません。

なんと言っても好きなベーシストが玄人すぎて笑います。

アユニの好きなベーシスト

アニー・ホーランド【エラスティカ】

ジョー・ラリー【フガジ】

キム・ゴードン【ソニック・ユース】

次のPEDROのライブが楽しみでしかたありません。

ニルヴァーナに影響を受けたグランジ・バンド「METZ(メッツ)」

ニルヴァーナに影響を受けたカナダのオルタナティブ、ガレージ・パンク、ノイズ・ロックの「METZ(メッツ)」はアユニ・DがNHK「沼ハマ」出演の際、自宅映像で着ていたTシャツですね。

ロックで狂気的な映画の世界も取り込むPEDRO

PEDROのトレーラーでは90年代の映画「ナチュラル・ボーン・キラーズ 」の世界観も踏襲。

この映画に出てくるオルタナティブ・ロックの影響もPEFROから色濃く感じます。

これからもよりディープでパンクなロックの影響を期待します!

BiSH
スポンサーリンク
エアサムログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました