40代ロック好きオヤジがBiSHにハマる理由〜伝説のグランジバンドNIRVANA〜

band BiSH
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なぜアイドルにこれまで関心のなかった多くのロック大好き40代オヤジ達が、これほどまでにBiSHにハマってしまうのか?

もちろん、BiSH6人の魅力も勿論ですが、そこに行き着くまでにロックファンの耳を惹きつける強烈な楽曲の数々が影響していることも間違いないでしょう。

その答えは仕掛け人、渡辺淳之介とサウンドプロデューサーの松隈ケンタの音楽ルーツにあるでしょう。

特に今回は渡辺淳之介のインタビューなどから垣間見える40代オヤジと趣向がドンかぶりな音楽の趣味を紐解いてみたいと思います。

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BiSHの仕掛け人 渡辺淳之介

渡辺淳之介は私よりも10歳以上離れた35歳。 元々子供の頃からロック好きで音楽業界を目指していたそうです。

ギターとバンドに明け暮れて中学から不登校。ほとんど学校にも行ってないし、 全然勉強をしてこなかったのに、大学は早稲田とそもそも地頭がいいのですかね。

そんな、渡辺氏の好きなロックバンドでよく名前が出てくるのがThe Jon Spencer Blues Explosion、THE BLUE HEARTS、Hi-STANDARD、THE YELLOW MONKEY、そしてNIRVANAです。

NIRVANAはとても好きなようで、BiSの頃からよく名前を出していました。BiSの主要メンバーであるプー・ルイのプロフィールにも無理やりNIRVANA好きと書かせていました。もちろんプー・ルイ本人は聴いたことすら無いのにです。

そして、私含め40代以上のロック好きオヤジでNIRVANAが大好きと言う人も相当多いと思います。私もその一人です。

伝説のグランジバンド「NIRVANA」

NIRVANAは90年代にグランジロックと言われる新たなロックのスタイルを世に広めた第一人者と言っていいかと思います。

私がちょうど90年台前半に大学生でカナダのバンクーバーに留学していた際に、めちゃくちゃ聴いてたバンドのひとつがNIRVANAでした。

何よりバンドのフロントマンであるカート・コバーンがめちゃカリスマでカッコいい!

いまだにTシャツのデザインになってたり、伝説のバンドマンです。グランジファッションと言ってカートの小汚い格好を真似している人たちも結構いました。

Smells Like Teen Spirit

特に、世界中で大ヒットしたのがアルバム『Nevermind』の先行シングル「Smells Like Teen Spirit」には渡辺氏がBiSHが取り入れている要素が垣間見えてワクワクします。

まずBiSHの公式ファンクラブの名前を初めて見たときメチャにんまりしてしまいました。だって、Spritisと最後にsを付けてるものの、このNIRVANAの曲のタイトルそのままなんですもん。因みに私もNIRVANAが好きすぎてこの曲のタイトルを文字ってブログ名をつけてしまいました。

このNIRVANAのSmells Like Teen Spiritはボーカルのカートがアルバムを売り出すためにわざとポップ・ソングを作ってやろうとピクシーズのリフをパクって作った曲だと言っています。

BiSHの流れを見ていても、DEADMANでデビューしてアルバムを売れ線に持っていくために「オーケストラ」を仕掛けている構造に似ていると思いました。しかも、渡辺氏もこの曲を作詞するのにBUMP OF CHICKENを聴きまくってパクったと話すのも、カートへのレスペクトを感じます(パクったと言った後、参考にしたと言い直していましたが)。

NIRVANAに関してはこのSmells Like Teen Spiritが世界的にもバカ売れして、カート個人としては妙な解釈で世間に認められてしまったこの曲を気に入らず、あまり演奏をしたがらない曲となっていました。時としてメディアに出演して契約上この曲をプレイしなければならない際は、かなりふざけたプレイをしていたのを私もタイムリーに観ていたのを思い出します。

おそらく「オーケストラ」も渡辺氏と松隈氏にとってはかなり狙って作った曲だと思います。NIRVANAと違うのはBiSHのメンバーは関係なくこの曲を愛しているというところでしょう。さすがに、この曲をふざけてプレイするパンクスタイルというのはないでしょうね。我々も望まないけど。

至る所に溢れるグランジとNIRVANA愛

ついでにNIRVANAのヒットアルバム「Nevermind」は2017年1月にスタートした「BiSH NEVERMiND TOUR」のタイトルにしっかりと使用されています。もちろん、渡辺氏はセックス・ピストルズにも強い影響を受けていますので、ピストルズのタイトルからの引用でもあるでしょう。BiSHに見るパンクロックのスピリット〜セックス・ピストルズの魂やいかに〜

このツアーはサウンドプロデューサーの松隈ケンタ率いる鬼バンドが加わり、生演奏でよりパンク色を色濃く打ち出したツアーになりました。最後は圧巻の7000人を動員した幕張ファイナルへとつながります。この時の「プロミスザスター」は必見です。

その他にも、明らかにシアトルのグランジレーベル「SUB POP」をもじった「SUB TRAX」というレーベルを立ち上げたりと、要所に40代ロックファンのオヤジのハートを揺さぶりまくるコンテンツが散りばめられています。

ただ、僕らがNIRVANAにハマっていたのがタイムリーに大学時代だったことを考えると、渡辺氏は10歳にも満たないくらいだったはず。中学くらいからこの手のグランジロックにハマっていたんですかね。良い環境、良いセンスです。

これからも渡辺氏の仕掛け、BiSHの動向に目が離せません。

BiSH
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