BiSHはブスなのになぜ人気があるのか?〜BiSHの本当の魅力〜

why BiSH
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BiSHをはじめて画面で見たときは、一瞬その奇抜さと言うか、サーカス集団的ないびつさに目を引かれました。

特に変な頭をしているリンリン(写真右から2番目)とアンバランスともいえるメガネのアツコ(一番左)に眉をひそめつつも興味を引く。

チッチ(左から2番目)とアイナ(右から3番目)はなんか似たような顔して気が強そうだなとか。

モモコ(一番右)はなんとなくこれがアイドルの顔かな?これがメインのキャラ設定かな?でもインパクトないなとか。

アユニ(左から3番目)も可愛いけどなんか暗い。そう言うキャラ設定かとも思う。

アイドルをよく知らない私としてはそんな感想。

しかし、いわゆるアイドルと言われるものとも違うのではないかと言う妙な引きが強かったのが最初の印象です。

そんな私も今では立派な清掃員(BiSHファンのこと)。

最初はこんなアイドルを好きになることに戸惑っていましたが、なぜこれほどにBiSHに魅力があるのかを紐解いてみました。

理由は3つ。

魅力1 圧倒的かつ魅力的な個性的歌声

魅力2 ロックでキャッチーな楽曲

魅力3 秀逸なストーリーメイキング

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アイドルの域を超えた歌声

BiSH / My landscape [BRiNG iCiNG SHiT HORSE TOUR FiNAL "THE NUDE"]@幕張メッセ9.10.11ホール

最初に目を引いたのはのはボーカルです。

もちろんアイナ・ジ・エンドのあのボーカルです。

顔はともかく、え!?って画面を二度見したくらいです。

その魅力は下記の記事でも語らせていただきましたが、私も40年近く音楽とロックが大好きで、相当の量のバンドを日本と海外と共にみてきましたが、アイナのボーカルはそんなロック好きを確実に虜にする声質だと衝撃を受けました。

まさに衝撃。

2020年7月27日放送のしゃべくりでこちらの記事に来た方々も、放送時のふにゃふにゃしたアイナと、歌っている時のアイナの激烈なギャップに酔いしれて欲しいです。

牛肉のアイナと米のチッチ

私のきっかけはBiSHが好きと言うより、アイナがむちゃくちゃ好きと言うところから入っています。

しかし、さらに聴いているともう一人、リーダー的存在であるセントチヒロ・チッチの安定したボーカルが染み渡ります

BiSHのサウンドプロデューサーである松隈ケンタ氏が上手いことを言っていたと思いましたが、 牛丼に例えるとアイナが上の肉で、チッチが米

もしくはアイナが悪魔で、チッチが天使。

まさにそんな感じです。

特に、みんながどハマりする「オーケストラ」はボーカルの良さが強烈です。

BiSH / オーケストラ [And yet BiSH moves.]@大阪城ホール

特に天使と悪魔の攻防、アイナが出てチッチが畳み掛けると言う構成に誰もが毒されるのだと思います。

ドラクエでそれぞれの強みを持ったキャラが入れ替わり立ち替わりに攻撃を仕掛けるような爽快さ。

チッチが手を差し伸べながら、広い足のスタンスで踏みとどまって歌い上げる姿は正に勇者さながら。

そして次に紹介するアユニの「たまご感」がたまりません。

「オーケストラ」はこの冒頭からの3人の癖のある3段積みが強烈なインパクトを与えるのです。

たまごのアユニ・D

アイナとチッチの2人がBiSHの歌の部分を確実に支えていると思っているのですが、注目はこれに加えてアユニ・Dが効いていることです。

アユニは最後にBiSHに入ったメンバーで最初は歌も全然でしたが、異常な吸収力の速さでボーカル面も急成長を遂げています

アユニ語ともアユニ節とも言われている独特な歌い回し。

一見アニメ声で、うまくはないけどとても惹かれるボーカルです。

また、別プロジェクトで動いているPEDROと言うガレージバンドユニットでさらにパフォーマンスに磨きがかかっていることは間違い無いでしょう。

PEDRO / EDGE OF NINETEEN [GO TO BED TOUR IN YOUR HOUSE] @ STUDIO COAST

先ほどの二人が牛丼の肉と米なら、アユニはたまごですね。入れなくても食べれるけど、入れることでさらに味が引き立つ感じです。

アイドルの域を超えた楽曲

彼女たちの強烈なボーカルには、それに合った楽曲が必要となりますが、これが最大限にボーカルの魅力を引き立てる楽曲の数々となっています。

BiSH / NON TiE-UP[OFFICIAL VIDEO]

WACK社長の渡辺淳之介とサウンドプロデューサー松隈ケンタ

その仕掛け人が、渡辺淳之介氏と松隈ケンタ氏です。

渡辺淳之介はBiSHを立ち上げた張本人で、元々BiSと言う過激なアイドルグループを手掛けていて、2014年の解散後に「もう一度BiSをやる」と宣言し2015年にBiSHをスタートさせました。

渡辺氏が元々アイドルはよくわからんが、ロックが大好きでそんな音楽をやりたいと言う希望がありました。

それに加えて、サウンドプロデューサーの松隈ケンタ氏もロック畑の人で古くから渡辺氏とタッグを組んでいました。

そんな松隈氏の作り出すサウンドがゴリゴリのロックサウンドにしっかりとJポップ的な要素を含ませてロックをベースとした幅広い音楽性で多くのロックファンを抑えこんでいます。

彼らのインタビューからよく出てくるのが、ニルヴァーナ、ジョンスペ、レッチリ、ミッシェルガンエレファント、イエモンなど、特にロック好きなオジサン世代にもドンズバなバンドを彼らも好きなのです。

Nirvana – Breed (Live And Loud, Seattle / 1993)

刺さる訳です。

また、松隈氏のボーカルの乗せ方も独特で、6人の一人一人を一曲全パート歌わせます。

そこからパートを割り振る手法をとっており、ボーカルがかぶってパートを歌うと言うのはほとんどありません。

それにより、よりボーカルが引き立って聴こえてきます。

ギャップとストーリーメイキング

アイドルの域を超えた楽曲と歌声ですっかり魅了されると、メンバーそれぞれのことも異常に気になってくるものです。

そこには人が毒される様々なギャップとストーリーメイキングがあることが分かります。

アイドルとパンク

印象としてアイドル=オタクのものと言うことと、アイドルってそもそもそんなに可愛い子がいないのに何が魅力なの?と言う疑問で、アイドル自体がロック好きの中ではパンドラの箱なのだと思います。

少なくとも私はそうです。

開けてはいけないものとして捉えていました。

そこに純粋なパンクロックの要素を付加することで、開けてはいけない箱を開けてしまうロック好きが山ほど出てきている状況です。

メタルとアイドルを掛け合わせた、ベビーメタルも好きですが、これは当初、あの3人のアイドルが好きと言うより、神バンドと言われている超絶メタルバンドが気になり、さらにメタルっぽく無い女の子3人のギャップにやられてしまうわけです。

BABYMETAL – ギミチョコ!!- Gimme chocolate!! (OFFICIAL)

神バンドをそのままに、あれがただの3人のロック兄ちゃんが歌っていたとしたら売れなかったと思います。

BiSHは「楽器を持たないパンクバンド」と言う触れ込みも功を奏しています。

楽曲は極めてロックで、ずばりパンクではないでしょう。

「パンク」というアイドル界では未開発のポジションを取ったことが戦略的に素晴らしいです。

楽曲と言うより雰囲気含めてパンクの要素を醸していると言うことです。

加えてベビーメタルの神バンドに対してBiSHのツアーで一緒にまわるバンドを鬼バンドと称していることも上手いですね。

わたし自身も言及していますが「アイドルの域を超えた」というのは、ロック好き、もしくはアイドルにあまり関心がなかった人たちの常套句。

こう言う事で、アイドルが好きであるという事実をなんとか苦し紛れに回避しようとしているところも正直あると思いますね。

パンクといじめられっ子

BiSH / 本当本気[OFFICIAL VIDEO]

一見破天荒キャラに見えるそのパフォーマンスからは想像ができませんが、メンバーのほとんどがいじめられっ子であり、いわゆる根暗及び陰キャにコミュ障。

ネガティブだけ集めて作ったようなチームがBiSHだったとも言えるでしょう。

リンリンいわくWACK(BiSHの所属事務所)でグループを自然と組ませたらどこにも属せなかった人たちがBiSHと言うくらいのほぼコミュ障キャラクターが集まっています。

チッチなんかはBiSHのリーダー格でとても気が強そうに見えますが、小学校、中学校といじめにあっていました。

反骨精神でこいつらを見返してやろうと言う気持ちが強かったと言います。

そんか感じで、BiSHの多くが反骨精神、つまりパンクスピリットを地で持っていたと言うことです。

そんな、裏にあるネガティブなキャラクターとそれでも反骨精神で頑張ろうとする姿勢が多くのファンを魅了します

特に若者では同じようないじめの境遇にある子たちは惹かれると思いますし、私のようなオッサンたちは娘を見るような思いで応援したくなるわけです。

何より、人の痛みを知っているからこその優しさがにじみ出ている6人です。

いじめられっ子のサクセスストーリー

このように一人一人が暗い性格の集まりの彼女たちですが、だんだんと団結力を強めてスターダムにのし上がっていく姿が爽快です。

渡辺氏もBiSH の立ち上げ当初に言及していたのが、地方から出てきた何もできなかった子が大舞台に立つと言うストーリーを求めていて、それを具現化した象徴がアユニ・Dだと思います。

北海道の片田舎から化粧も知らずオーディションではオドオドし、そんな子がBiSHに加入して驚くほどの成長を描くと言うのも多くのファンを魅了します。

新加入で必死にメンバーに喰らい付いていくアユニ、そして超多忙な中、ベースを習得してメインでPEDROのフロントを任され、しっかりとガレージバンドとしてステージを成功させると言うところも驚異です。

社長の渡辺氏は常々BiSHをはじめグループと言うものはそう長くは続かないと言及しています。

なので、それぞれのメンバーをどうプロモートしていくかにも力を入れています。

アイナはBiSHがなくなったとしても歌でやっていけるように、様々なフューチャリングのオファーに積極的に参加しています。

ジェニーハイ『不便な可愛げ feat アイナ・ジ・エンド(BiSH)』

リンリンはファッション系のメディアに露出を多くしています。

またモモコは歌詞の多くを手掛けているように書くことが好きなので、書籍を出版させたり。

そう言った個々を尊重した活動も行いながらBiSHを成功に導いているストーリーメイキングが秀逸です。

もはやここまでくると、最初に思ったブスと言うことも忘れるほどです。

と言うか、今では全然ブスだと思わない、むしろ可愛い。

ほぼほぼ毎日見ているので感情移入も含めて、どっぷりとハマるという訳です。

BiSH
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