BiSH「オーケストラ」の参考となった90年代オルタナティブ

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BiSH「オーケストラ」の参考となった90年代のオルタナティブロックを知っているかい?

BiSHは事務所WACKの渡辺社長の趣味趣向もあり、90年代のオルタナティブ・ロックにあらゆる面で影響を受けまくっており、 アイドルだろうがなんだろうが、ロック好きのオジサンにズバズバ刺さります。

そして、わたしは90年代をシアトルで過ごした超絶ラッキーなロック大好きオジサンです。

今回はBiSHの名曲「オーケストラ」に影響を与えたオルタナティブ・ロックについての記事です。

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BiSH「オーケストラ」に影響を与えたオルタナ・ロック

言わずと知れたBiSHの初期の名曲「オーケストラ」。

90年代オルタナティブ・ロックの影響がいい感じにブレンドされています。

BiSH 「オーケストラ」ができるまで

「オーケストラ」はBiSHの所属事務所WACK渡辺社長の構想では、デビュー曲「DEADMAN」のカップリング曲として準備をしていた曲。

それを、エーベックスの戦略もあり、この段階ではまだリリースしないと言う決断が功を奏し、温存された「オーケストラ」はメジャーファーストアルバム「KiLLER BiSH」で収録。

「オーケストラ新規」なる清掃員(BiSHファン)を生むほどのヒット曲となりました。

曲名は当初「スターライトグローリー」で、WACK渡辺社長がバンプ・オブ・チキンを参考にしながら作詞をしたと冗談めかして言っていました。

楽曲の方は、壮大なスケール感で当時のBiSHを身の丈よりも大きく見せてブランディングをする構想でストリングス(弦楽器)を導入。

そして、その参考曲として持ち出されたのが90年代のオルタナティブ・ロック・バンドの代表格のひとつスマッシング・パンプキンズでした。

楽曲はストリングスとロックサウンドの融合が心地良いスマッシング・パンプキンズのヒット曲「Tonight, Tonight(トゥナイト・トゥナイト)」

スマッシング・パンプキンズ「Tonight, Tonight(トゥナイト・トゥナイト)」

「Tonight, Tonight」は1995年にリリースされた3枚目のアルバム「Mellon Collie And The Infinite Sadness」(邦題:メロンコリーそして終りのない悲しみ)に収録された一曲。

このアルバムは米国だけでも1000万枚近くのセールスを記録した、非常に評価の高いアルバムです。

この「Tonight, Tonight」のミュージック・ビデオにも参考がありまして、1902年のモノクロ・サイレント映画「月世界旅行」(げつせかいりょこう)がベースとなっています。

監督はフランスのジョルジュ・メリエスで14分の作品で1秒16フレームでつくられています。

「Tonight, Tonight」はボーカルのビリー・コーガンが幼少の頃に児童虐待を受けており、自分に対して、そして同じく虐待を受けている被害者へ捧げた曲であると言われています。

ビリーの楽曲表現は多くが自身の子供の頃の家庭環境がベースになっています。

BiSH「オーケストラ」の方は以前BiSHメンバーであったハグ・ミィ脱退について描いた曲とも言われていますが、特にメンバーや作詞をした渡辺社長からの言及を個人的には見聞きしたことはありません。

スマッシング・パンプキンズ「Tonight, Tonight」の壮大さを参考にBiSHの名曲「オーケストラ」が誕生したと思って聴くと、また楽しさも倍増です。

スマッシング・パンプキンズのような音楽を目指したBiSH

渡辺社長がBiSHを始めた当初は、好き勝手にアルバムを作ると言う前提はありながら、方向性としては渡辺社長が昔から好きな90年代のオルタナティブ・ロックっぽい雰囲気のものを視野に入れていました。

渡辺社長がお気に入りのバンドとしてよくあげるのが、ニルヴァーナを筆頭に、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン、そして今回ご紹介のスマッシング・パンプキンズです。

スマッシング・パンプキンズとは

スマッシング・パンプキンズはニルヴァーナと同じ時代を生きた、90年代のオルタナティブ・ロックの代表バンドのひとつ。

1988年にシカゴでボーカルのビリー・コーガンと日本語がほとんど話せない日系3世ギタリストのジェームス・イハが意気投合。

その後、紅一点の女性ベーシストとしてダーシー・レッキーと後にヘロイン中毒で逮捕となるドラマーのジミー・チェンバレンが加入して初期メンバーが揃いました。

女性ベーシスト・アユニつながりでダーシーについて言及しますと、スマッシング・パンプキンズの全盛期を支えた女性ベーシスト。

天才的でセンス溢れるギタリスト2人とドラマーの裏で堅実なプレイで支え続けました。

オルタナティブのおしゃれで独特の雰囲気のPVやらライブポスターやらでは確実に目を惹くアイコン的存在としても際立っていたと記憶しています。

「Tonight, Tonight」ではウッドベースを弾いていますね。

これは「TOMORROW」のハシヤスメにも影響している?と言うのは考えすぎでしょうか。

ダーシーの私生活はアユニにはあまり真似はしてもらいたくなく、バンド脱退後はコカイン所持の容疑で逮捕されたり、飲酒運転の容疑でも逮捕されたりとパンキッシュ。

脱退する頃はボーカルのビリーともかなり仲が悪かったようです。

ニルヴァーナとの関係

スマッシング・パンプキンズはニルヴァーナと同じ時代を生きたバンドと言及しましたが、事情は複雑で、スマッシング・パンプキンズのデビューアルバムが発売された年にニルヴァーナのアルバム「ネヴァーマインド」がバカ売れしグランジブームを巻き起こし、さらにパール・ジャムの「テン」も大ヒット。

スマッシング・パンプキンズのデビューアルバム「ギッシュ」も成功しましたが、かなりニルヴァーナらのお陰で、存在がかすんだとビリー自身は感じており、精神的に相当病んでたようで、自殺も考えていたと言います。

ニルヴァーナのカートとの不仲がいろいろなところで報道されていましたが、ビリー自身はインタビューで90年代の偉大なバンドとしてニルヴァーナをあげたりしています。

ちなみに、ビリーは当時、カートの奥さんであるコートニー・ラヴとも交際していました。

90年代のオルタナティブ・ロック界は世界観が暗くてドロドロですが、なぜかカッコいいです。

そして、そんな影響をいくらかでも受けている「オーケストラ」は素敵なのです。

サウンドプロデューサー松隈ケンタ氏の解説

「オーケストラ」のサウンドプロデューサーである松隈ケンタ氏によると、彼自身、ロックにヴァイオリンなどストリングスを入れた曲をいつか作りたいと言う構想がありました。

松隈氏の「オーケストラ」におけるイメージはX JAPAN、The Beatlesの「Eleanor Rigby」だとか、ブルーハーツの「1000のバイオリン」などがあったと語っています。

楽曲の注目ポイントとしては、激しいドラムサウンドで、美しいメロディーの裏で激しいドラムに、音を汚くひずみを入れるディストーションという効果を意図的にかけています

こういう音とメロディーのギャップもBiSHのパンクでロックな魅力を醸し出しているのだと思います。

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