BiSHのことをもっとよく知りたいのだけれども、詳しく解説してくれている書籍はないかな?
今回はそんな質問に答えます。
BiSH関連の書籍は何冊か出ているのでお勧めのものを随時紹介していきたいと思います。
このブログ記事の内容から得られるものは下記です。
・BiSHがどのように誕生したかがわかる本を紹介します
・BiSHのメンバーのそれぞれの時期での想いがわかる本を紹介します
・BiSHの所属するWACK関連に関してわかる本を紹介します
BiSHぴあ (ぴあMOOK)
今回ご紹介の本は、2018年5月22日に発売された、ぴあから出版のその名も「BiSHぴあ」です。
2018年と言えばBiSH大躍進の年ですが、この5月22日は多くの横アリ新規と呼ばれる清掃員(BiSHファン)を生み出した、「BiSH “TO THE END”」開催当日でもありました。
結成からメジャーデビューを経て、横アリのライブ前までを、BiSH一色で彩った初めてのムック本でかなり読み応えありです。
ただ、世の中の書店からはかなり在庫が減って、ネットではかなり高騰してしまっています。
内容は以下となります。
【CONTENTS】
①BiSH SOLO iNTERViEW
②BiSHiSTORY part.1
③BUSiNeSS UnUSUAL
④すしお × BiSH illustrations
⑤ALL WE NEED is PUNK, LOVE and BiSH
⑥DiSC ReVieW
⑦BiSH GooDs CoLLECTiON
⑧A 100Q of BiSH
⑨BiSHiSTORY part.2
⑩BiSH LONG iNTERViEW
それでは、各コンテンツの概要をご説明します。
①BiSH SOLO iNTERViEW
「常に更新し続けるBiSHのこれまでとこれから」というテーマで各メンバーのインタビュー記事を掲載しています。
BiSHに入るまではどんな人生を歩んできたのか?どうしてアイドルに興味があったのか?メジャーデビューしてからの、エピソードや心境、そして今後のBiSHの夢などを軸にしてインタビューを進めています。
チッチのキャプテン降格の時の話や、チッチは本当ははハグ・ミィより先に辞めそうだったエピソード。アユニ・Dが加入してからどのようにメンバーと打ち解けていったのかなどのエピソードが非常に興味深く詳細に書かれています。
②BiSHiSTORY part.1
このパートは興味深くて何度も読み返しています。
2015年の1月に渡辺淳之介が「BiSをもう一度始める」と発表した時から、2016年6月のハグ・ミィ脱退までのBiSHの歴史が事細かに書かれています。
年表に沿って、いつ何が起きたのかを当時の写真とともに書かれていて非常に楽しいです。
これらの写真はとても貴重ですね。
初期メンバーのユカコラブデラックスの脱退時に各メンバーがどう思っていたのか?とかメンバーが客席にダイブしている貴重写真、ハシヤスメとリンリンの初お披露目の写真、ハグ・ミィ脱退の時のメンバーの思いなど。非常に貴重な記事となっています。
③BUSiNeSS UnUSUAL
渡辺淳之介(WACK)×松隈ケンタ(scrambles)×外林健太×赤窄諒(avex)、BiSHを構成する上で欠かせない4人での座談会記事です。
BiSHをどうプロデュースしていくかなど、戦略面も知る事ができてこちらも非常に興味深い記事になっています。
人気曲「オーケストラ」はすぐにリリースせずに戦略的に控えておいたと言う話や、そもそもの原曲が「スターライトグローリー」と言う名前だったことなど、今となっては興味深い話が盛り込まれます。
渡辺・松隈コンビはデビューシングル「DEADMAN」のカップリングに「オーケストラ」を入れようと考えていたようですが、avexチームの発想でストックしておくことにしたと言う話など面白いです。
社長の渡辺氏は常々言っていますが、BiSHはいずれなくなるので、BiSHを踏み台にしてメンバーひとりひとりが残っていけるようにしたいと考えています。
だからこそ、アイナは歌でのフィーチャリングに積極的にブッキングしたり、チッチは独自でフェスを企画させたり、モモコには作詞や書籍の出版をさせたりと、今から強みを伸ばしていく活動をしているんだなあと感心します。
④すしお × BiSH illustrations
「キルラキル」「おジャ魔女どれみ」など数々のアニメ作品で活躍するアニメーターであるすしお氏のイラスト集です。
モモコグミカンパニーの初の書籍「目を合わせるということ」の表紙の絵も彼が描いていたかと思います。
⑤ALL WE NEED is PUNK, LOVE and BiSH
BiSHに魅了された色々なジャンルの著名人からのコメントを紹介しているページです。
「MONSTERS(TeddyLoid Remix)」を手がけたTeddyLoid氏はBiSHについて海外で必ず通用するバンドだとエールを送っています。彼のMONSTERSのリミックスはかなりカッコいいので必聴です。
あとはアメトーークで千鳥のノブの横で喋っていたBiSH芸人第一人者の学天即の奥田修二氏もコメントを寄せています。BiSの頃からのファンだそうです。
その他にもハードコアパンクバンドSLANGのKO氏がコメントしてたりと幅広いです。
⑥DiSC ReVieW
アルバムはファーストアルバム「Brand-new idol SHiT」から17年11月に発売の「THE GUERRiLLA BiSH」までを網羅し、メンバーのコメント付きでの各アルバムのレビューをしております。
シングルに関してはOTNKからデビューシングルの「DEADMAN」そして「プロミスザスター」「PAiNT it BLACK」までを解説。
その他、ANOTHER WORKSとしてWACKと松隈ケンタ氏のSCRAMBLES創立3周年記念版のリリースやWACKの社歌と言われるSAiNT SEXのWACK is FXXKが紹介されています。
また映像に関しては日比谷野音の「Less Than SEX TOUR FiNAL “帝王切開” 」と最初の幕張でのライブ「BiSH NEVERMiND TOUR RELOADED THE FiNAL “REVOLUTiONS”」の紹介をしています。
BiSHのDVD関連に関しては2016年デビー時から2019年の最新DVDを下記にまとめていますのでご興味のある方は覗いてみてください。
BiSHおすすめライブDVDまとめ2016年 〜メージャーデビューからアイナ活動一時休止まで〜
BiSHおすすめライブDVDまとめ2017年 〜初の幕張ライブ到達〜
BiSHおすすめライブDVDまとめ2018年 〜横浜アリーナを制覇し最大規模幕張メッセでのライブ成功〜
BiSHおすすめライブDVDまとめ2019年 〜アイナの夢の大阪城ホール到達〜
⑦BiSH GooDs CoLLECTiON
BiSHのTシャツからアウター、小物まで清掃員マストアイテムのオフィシャルグッズが紹介されています。まあ、ほとんどがもう入手できないものとなっていますが、眺めていても楽しいページです。
⑧A 100Q of BiSH
これはぴあの名物企画とされているそうです。
メンバーそれぞれに100個の質問をぶつけています。
特典会で使えるかどうかはわかりませんが、自分の性格や自分から見たメンバーの性格、子供の頃の話や好きな音楽、ミュージシャンの質問をしています。
例えば音楽周りだと下記のような質問。
「最初に夢中になったミュージシャンは誰ですか?」 アイナ:YUIさん チッチ:フジファブリック モモコ:それでも世界が続くなら。(注目しているミュージシャンの質問) アツコ:モーニング娘。さん リンリン:モーニング娘。の新垣里沙さん。 アユニ:わかりません。
というような具合で、それぞれのメンバーごとに一問一答形式で記載されています。
⑨BiSHiSTORY part.2
後半は2016年の「Less Than SEX TOUR」から2018年5月22日の「BiSH”TO THE END”」開催までの歴史を紐解いています。
こちらも非常に詳細で、当時の写真やまわったツアーの日程表、そして各時期でのメンバーの思いが記されています。
例えば2018年8月1日のアユニ・D加入の際は、フォロワーが1万人を超えるまで顔写真の公開がされないという状況でしたが、その当時のコメントをアユニ本人からとっています。
アユニ・Dのコメント
「始めた瞬間、フォロワーが1000、2000と驚きの速さで増え続けていき、見知らぬ人々に色々書かれたり、恐怖を覚えました。あと、インターネットの海に自分の顔面が放流される時がきたかぁ・・・という覚悟共々、恐怖な気持ちでした。」
ぴあMOOK「BiSHぴあ」
2018年12月1日のアイナの一時活動休止発表の際のメンバーの心境も語られています。
リンリンのコメント
「メンバーなので、アイナ像が大変そうなのを目の前で見てきて、自分たちじゃどうにもできなかったので、”やっと休みがもらえてよかったね!”と思いました。BiSH活動休止でしがた、心配というより一件落着な感じで安心の気持ちの方が多かったのを覚えています。
ぴあMOOK「BiSHぴあ」
など、それぞれの重要な時期でのコメントが盛り沢山で読み応えあります。
⑩BiSH LONG iNTERViEW
最後はメンバー全員いよるロングインタビューです。
この後、開催される「BiSH “TO THE END”」を前に、過去を検証しつつメンバーの未来について語っています。
アユニ・Dの加入当時の話から、いかに結束を強めていったか。BiSに「オーケストラ」が奪われてしまった際のそれぞれの心境。社長渡辺淳之介との関係など、こちらも興味深いイタビューとなっています。
以上10のトピックスで全てBiSH一色で構成されたこのムック本は古くからの清掃員にも清掃員になりたての人にも非常に楽しくも貴重な一冊となっていますので、発見した際は即買いかと思います。
ただ冒頭でも述べたとおり、巷では在庫がほとんどなくなってきているようです。
ここだけの話、2ヶ月前くらいにヴィレッジヴァンガードに行った際には数冊残っていましたよ。お近くにヴィレヴァンがあれば是非チェックしてみてください。
コメント