47歳にもなってアイドルなんて聴いてられないですよ〜。 BABYMETALが限界でしょう。
わたしは現在47歳の「いかすバンド天国」「バンドやろうぜ」などをきちんと通過したバンドブームどハマり世代。
本日は、そんなルイトモなオジサンたちに素敵な青春要素を共有したい。
該当するオジサンこそ、「楽器を持たないパンクバンド」と言われるアイドルグループBiSHを猛烈におすすめしたいのであります。
BiSHの魅力にじっくりと浸かるプロセスをご説明しますので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
きっとあなたも清掃員(BiSHファンのコト)になるでしょう。
最初はライブ映像をチェックしよう
アイナ・ジ・エンドに純粋に驚愕しろ!
BiSHの良さを感じるために一番手っ取り早いのがパフォーマンス映像です。
実は、わたしはAmazon Music Unlimitedで何となくリストには入れていたのですが、 しばらくは聴き流していました。
泥沼にハマったのは映像を観てからです。
いきなりDVDを購入するのも厳しいかと思うので、まずはYouTubeで観て欲しい。
6人の女性ボーカリスト集団を称して「楽器を持たないパンクバンド」。
バンドブームを生きた47歳にはアンテナにひびきまくるフレーズ。
例えば、代表曲である「オーケストラ」を観てみよう。
どうだろう?
冒頭の歌い出しのセントチヒロ・チッチ(さらっと書いていきますが、6人とも名前も非常にパンキッシュなのでご注意を)もとてもいいのだが、わたしがびっくりして画面を二度見したのはその次に歌ったアイナ・ジ・エンドだ。
アイナ・ジ・エンドは上記映像のサムネールでは右側の女の子です。
左はリンリンと言います。
アイナの独特のハスキーな歌声はエモーショナル。
楽曲の後半でサイリュームが清掃員(BiSHファン)のサプライズで一斉にあげられるのだが、 アカペラでの歌唱力の高さもアイドルのそれを超えた凄さがあると感じてもらえるはずだ(YouTubeではココ)。
彼女は現在では、ソロ曲を出したり、ジェニーハイとのフィーチャリングに参加したりと、ソロとしても事務所が期待をしているボーカリストです。
歌唱力だけを見れば、わたしの大好きな椎名林檎に匹敵する存在だと思っています。
6人のパンクボーカリスト
47歳のロック好きオジサンの大半が、 しばらくはアイナのボーカルに圧倒されて、何度も巻き戻し再生をし、他のYouTube映像を山ほど追うことになるかと思っています。
そして、次第に周りの5人にも目が行くことになるでしょう。
特に先ほどご紹介の「オーケストラ」の冒頭の歌を歌っていたセントチヒロ・チッチはBiSHの実質のリーダー(厳密には昔に降格していますが)。
サウンドプロデューサーの松隈氏(BiSHのサウンドの全てを手掛けています)もチッチのボーカルを基軸に曲を構成すると言うくらい、安定した非常にいい声をしています。
ロックに対する理解という意味では6人の中ではチッチが一番です。
チッチが主催のロックイベントなども開催をしています。
BiSH全体の音楽の構成は牛丼で例えるとチッチが白米でアイナが牛丼の具の部分というように、この二人のコントラストがバンドのキモになっています。
他のメンバーも最高なので詳細は下記のロックオジサン的視点で書いた記事も参考にして欲しいです。
音源をじっくり聴いてみよう
動画ですっかりハマったら、今度は音源であらゆる曲を聴いてみましょう。
わたしはAmazon Music Unlimitedでほぼ毎日延々と聴いています。
ロックでグランジでヘヴィな名曲
47歳のロックオジサンにおすすめなのは、特にロック的観点でいくと、「遂に死」と「Sack Baby Smack」は痺れること間違いなし。
曲の良さもさることながら、終始中指立てまくりの感じが最高にアナーキー!
こちらの「SMACK baby SMACK」はアイナ節炸裂ですが、併せてサムネの左にいるアユニ・Dにも注目して欲しい。
コミュ障気味のBiSH最年少妹分の成長の軌跡のワンシーンなのであります。
エモーションを感じたいのならば
エモーショナルでアイナのボーカルに身悶えるのであれば、「My landscape」と「プロミスザスター」が定番です。
BiSHの深みにハマり始めたら
すっかりBiSHにはまった1ヶ月後くらいでは、「Nothing.」などは、彼女たちの歴史とこれからの決意を感じてエモさ爆発なのであります。
何故かはこちらの記事も参照してもらえると嬉しいです。
BiSHの仕掛け人渡辺淳之介
BiSHの仕掛け人はWACKと言うアイドル事務所を運営する渡辺淳之介さん。
非常に攻めたプロモーションで有名です。
彼の仕掛けが面白すぎて、ロックオジサンも惹きつけられてしまうのです。
ニルヴァーナとセックス・ピストルズ
なんと言っても、彼は我々よりおそらく7歳くらい年下ですが、セックス・ピストルズが好きで、ツアーのタイトルなんかにもピストルズ絡みのタイトルをつけてみたりしています。
面白かったのは、大阪道頓堀で船上ライブをゲリラでやったのですが、その発想はピストルズのテムズ川での過激なゲリラライブのパロディですね。
また、冒頭の「オーケストラ」の映像は気付いた人もいるかと思いますが、日比谷野音のライブで、我々が中学生の頃にハマった「To-y」の帝王切開ライブの再現なのです。
ハマらないわけないですね。
また、渡辺氏はニルヴァーナにも影響を多分に受けており、ファンクラブの名前が”SMELLS LiKE TEEN SPiRiTS”。
こんな、自由気ままなプロモーションが47歳のオジサンを魅了してやまない理由なのかもしれません。
これに加えて、ロック出身のサウンドプロデューサー松隈ケンタ氏がアイドルという概念を無視して、好きなロックミュージックを発信しまくっているわけです。
松隈さんは、たぶん我々の3つ4つ下で、シンパシー感じます。
楽曲がどれもむちゃくちゃ良いのです。
BiS3期がすごい
BiSHが最強なわけですが、元々BiSHは渡辺氏が最初に手掛けていたアイドルグループBiSの後継グループ。
今ではファーストサマーウイカがテレビで活躍していますが、彼女が所属していたグループが始まりです。
渡辺氏はBiSに対するこだわりは強く、BiSHを後続としてプロデュースしながらも、BiSも引き続き2期目を出したりしていました。
紆余曲折、2019年から3期目のBiSをデビューさせていますが、これがまた凄い!
思いっきり90年代のパンクロックの世界観を前面に打ち出し暴れまわっています。
わたしも最初は気にしていませんでしが、2月にWACK TOUR 2020 “WACK FUCKiN’PARTY”に行った際に一番衝撃を受けたグループでした。
ちなみにアルバムはこんな感じ。。。
「グリーン・デイ」の3rdアルバム『ドゥーキー(Dookie)』やっちゃいました。
曲も是非聴いて欲しいです。
彼女たちに関しては下記の記事などで語らせていただいていますので是非覗いてみてください。
それではBiSHの泥沼の世界にようこそ!次回は会場で会いましょう!
※わたしは会社の部下や同僚にはBiSHファンであることを一切公言してなかったりします。。。
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