BiSH「関ジャム」|音楽プロデューサー松隈ケンタのBiSH音楽解説

BiSH
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ついにBiSHのサウンドプロデューサー松隈ケンタ氏が「関ジャム 完全燃SHOW」に出演したね!

松隈ケンタ氏はヒャダイン氏、ピエール中野氏(凛として時雨)とともに最新アイドル勢力図を解説。

松隈氏はサウンドプロデューサーとしてBiSHの音楽性に関して詳細に解説をしました。

めちゃくちゃ見応えありでした!

BiSHサウンドの作り方や、ボーカルディレクションについての解説が面白すぎたので記事にしちゃいました。

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松隈式「アイドルソングの作り方」

松隈ケンタ式のアイドルソングの作り方3箇条を解説。

松隈氏は切れ味鋭い口調でアイドル界にズバズバとロックのこだわりをぶっ込んでくれました!

ユニゾン封印

AKBをはじめとしたアイドルの定番だそうですが、メンバーが同時に同じパートを歌うユニゾン。

松隈氏はユニゾンを嫌います。

まずはユニゾンに関して一言。

「ロック的にダサい」

逆になんでユニゾンにするのか、ロック的な観点から言うと、不明と言うわけです。

例えるならエアロスミスが全員で歌い出したら怖いと言うこと。明快。

松隈氏は兼ねてからひとりひとりのボーカルを大切にしていると語っていました。

どの曲も一曲を全メンバーがフルで歌って、後からパートを分けていく手法をとっています。

番組ではプロミスザスターでパートの割り方を説明。楽しい。

その後、YouTubeの「松隈ケンタのオンライン飲み会」では、さらにボーカル取りに関して詳しく解説していました。

ひとりひとりに歌わせることの難しさと技術を要することに言及。

歌の上手い子と下手な子のレベル合わせ、声質や音量のバラバラさを統一させることが必要。

例えばモモコとアイナでは音量も声質も違うけど、周波数だけ合わせて質感を調整するなど高い技術が必要と言う話をしていました。

ユニゾンで全員を歌わせた方がよっぽど楽にすぐ終わると語っています。

コール無視

次に語ったのが、コールを無視する作曲について。

コールは曲の合間でファンがメンバーを応援する独特の合いの手のこと。

松隈氏としては「邪魔くさい」

アイドルの世界では、このコールを入れるための「間」をあえて作ってあげて曲を構成することが常だそうです。

ロックアプローチの松隈氏はコールの間などは無視して曲作りをします。

松隈氏としては別にファンがコールを入れてくることには否定的ではありません。

むしろ盛り上がるし良いとも言っています。

ただ、ロックミュージシャンとしてあえてコールのための間を作るような気は使っていないと言うことです。

個性をぶっ殺す歌唱法

この歌唱法解説はとても興味深い話でした。

松隈式はレコーディングの1テイク目は自由に歌わせるそうです。

しかし、相手はアイドルを目指している子たちなので、大体が可愛く歌おうとする。

それが「キモっ」と思うと言及。

松隈氏としては、ひとりが歌っているサウンドにこだわりたい。

レコーディングに入る前に、松隈氏は仮歌を洋楽っぽく歌って用意します。

それを女の子に忠実に歌わせる。

しかし、その仮歌は難しいラインだったりするので、彼女たちはそうそう再現できません。

でも、そのできなかったところが個性として見えてくると言うことです。

個性を殺した時に出てくるのが本当の個性。かっこいい。

そしてロックファンの好物、マリリン・マンソンのミュージックビデオを見せながら歌わせるエピソードも出ましたね。

これはBiS3のレコーディングの際に採用したものです。最高。

ことごとく、ゲストのヒャダイン氏とは真逆の手法とのことで、テレビ上ではバチバチに映っている感じでした。

もちろん、松隈氏はヒャダイン氏を尊敬していると言っていますし、兼ねてから飲みにいったこともあったり、 お互いの曲をプロデュースしたりと言うビジネス上の実績もある仲です。

個性をぶっ殺すボーカルディレクション

さらに、この個性をぶっ壊すボーカルディレクションに関しては深掘りがありました。

オーケストラのディレクション前後の貴重音源を使いながらの解説です。

チッチの音源が可愛いです。

ブレスの意識

松隈氏がレコーディングの際に度々言及する「ブレス」に関して解説をしていました。

つまり、曲中の休符の使い方です。

休符でもパーカッションのようにリズムを刻むことが重要と解説。

ブレスに関しては以前、GiANT KiLLERSのレコーディングだったと思いますが、アユニがブレスができるようになっていると松隈氏にほめられていたのが印象的です。

ビブラート禁止

松隈氏のレコーディングではWACKの子たちのビブラートは全面禁止とのこと。

理由は一言「気持ち悪いから」。爽快。

往年の演歌歌手のように技術があって、ビブラートのかけ方がわかっている場合は良いが、 上手ぶってごまかしでやるのはだめ。

最高にロックでわかりやすい。

中には認められているメンバーもいるようですが。

猪木歌唱

これもマニアックな解説ですが、猪木的に下顎を出して歌わせるそうです。

母音を強調させないで、子音を強調することでロックっぽく、カッコよくなると解説。

関ジャムっぽい!

クマムシ禁止

つまり、「あったかいんだからぁ」の禁止です。

可愛く歌うなと。

松隈氏曰く「ん」がつくと可愛く歌ってしまうとのこと。

「ん」をおさえた方が洋楽的になるそうです。

クマムシ長谷川さんがこの唱法3箇条を意識して「あったかいんだからぁ」をツイートしていました。 そして一刀両断。。

豆柴の大群の紹介

最後に、豆柴の大群の紹介もありました。

ピエール中野氏曰くは、安田大サーカスのクロちゃんとの相性が良かったと言及。

主流に対するカウンターが強いと盛り上がると解説していました。

で、松隈氏曰く、豆柴のクロちゃんプロデュースの曲は「大っ嫌いですね。」とのこと。

ここだけ切り取ると松隈氏、嫌な人になっちゃいますけど、この前後には、楽曲対決で負けたことなども言及した上でのこと。

プロの音楽家としては負けた素人の曲が好きとは言えないと言う事ですね。

メンバーからのツイート

WACKのメンバーからも絶賛の嵐。

イケメンだし、曲作りもカッコいいし、慕われていて羨ましい限りですね。

めちゃくちゃ楽しい会でした。

BiSH
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