40歳超えて社会人歴も20年になるのに、正直仕事ができない。 出世も厳しいし、課長にすらなれそうにない・・・。
40代に入って仕事ができないと言うのはツライですが、自覚しているだけ救いがあるかもしれません。
わたしは現在47歳の営業部長ですが、40歳になったばかりの頃は30代の頃と打って変わってめちゃくちゃスランプでした。
厄年もあったのかもと思うほど。
誰に相談するわけではないですが、仕事ができないなぁ、と感じていました。
書籍やネットで40代の仕事のできなさに対して説いている方々は、そんなスランプを感じたことは あまりないのではないかと思います。
つまり説得力がない。
わたしは自分の仕事のできないと思うところを見直して、ひとつひとつ改善をしていくことでどうにか課長、そして部長までたどり着くことができました。
では、仕事ができないと感じていたところはどんなところか?
わたし含め、40代の後輩社員と話をしていると、こんな悩みが結構多いです。
こんな悩みが、わたし含め仕事ができないと感じる人に多くある代表的なものです。
喋るのがうまいとか数字に強いとか企画書のセンスがあるなどは、そう簡単に克服できませんが、上記の悩みくらいは実は対処法があります。
ですので、今からでもなんとかなります。
誰にでもできる対処方法
では、これら3つの悩みを解消するためには、日々なにをやれば良いのでしょうか?
対処方法を一つ一つ解説します。
少なくともわたしはこの対処方法で、課長、部長とステップアップすることができました。
仕事の優先順位がつけられない
当たり前ですが納期が短くて重要な仕事は最初に終わらすこと。
納期が長くて重要性が低いものは後回しです。
この優先順位をつけられないのであれば、書き出して整理をすることです。
それも、毎日仕事の最後に翌日やることを箇条書きにしてリストアップする。
10分もかかりません。
リストをザッと書き出したら、その日にやらなければならないものにまず丸をつける。
そして、重要性が低く、期日があるのであれば、それは今日は「やらない」と決めておくのです。
そして当日やるべき仕事をスケジュールの中に落とし込んでいけば、迷うことなく進められます。
予定外に途中で入ってきた仕事も、一旦リストの中にメモをしておいて、緊急かどうかを見極めます。
納期は必ず確認して、そのボリュームと難易度で割り込んでもその予定を入れるかどうかを考えます。
視覚的に箇条書きで整理しておけば優先順位は格段につけやすくなります。
終わったら、太めの赤ペンで消していく。
これ、気持ちがいいです。
もしくは、デスクトップに「ポストイットアプリ」を貼り付けて、そこにメモをして管理してもやりやすいでしょう。
書き出して目に見えるところにおくのがポイントです。
理解力がきわめて低い
これは、わたしもいまだに不得意ですが、まず理解力はしっかりと相手の話を聞いて、メモに落とすこと。
メモが追いつかないこともあるでしょう。
そう言うときに便利なのが、スマホの録音機能です。
打ち合わせが重要なものであれば録音がいいです。
相手にバレるのが嫌であれば、常にスマホのトップ画面にアイコンを準備しておき、録音を開始したら、胸ポケに入れるかスマホを裏返しにして机に置いておけばOKです。
あとで、何を言っていたか何度も確認ができます。
あとは、なるべく一人ではなく二人で聞くこと。
しかも、同席させる相方は理解力の高い人間を同行させると良いでしょう。
後輩でも理解力の高い優秀なやつはたくさんいますが、自分は変なプライドは捨てて、その後輩に内容を確認したり、聞き逃したり理解できなかったところは聞いて確認しましょう。
苦手なことは得意な人に任せると言うのも重要です。
判断力がない
40代は判断を求められます。
判断するのは難しいですし、自信がないと判断できないことも多いでしょう。
でも、その場でジャッジをする癖をつけた方がいいです。
どうしてもその場で答えが出せないものは、いつまでに答えを出すのか、期限を作ること。
そのまま、なんとなく判断しないでうやむやにすると、後輩や上司からの信用を失います。
今後あなたのキャリアが課長や部長に上がっていけば、その判断はさらに重要になってきます。
自信がない時もあるでしょう。
そんな時は自信があるフリでもいいのでジャッジすること。
難しいジャッジほど正解なんて何通りもあるものです。
そう割り切って、決める癖をつけるようにするといいでしょう。
できるフリをする。
そのうちにフリも本当になります。
現状から逃げる
頑張ってここまでご説明した3つのことをできるようにするのは重要です。
しかし、一方で、現実問題40代で当たり前のこれらのことを、ようやくできるようになった時点では、上司からは「あいつできないな」とレッテルを貼られてしまっても仕方がないと覚悟しましょう。
その上で、どう立ち回っていくかが重要です。
レッテルを貼られると言うこと
その部署で一旦「できないな」と言うレッテルを貼られてしまうと、それを払拭するのは簡単ではありません。
特に年齢が上がるほど挽回することは難しいです。
上司の部下やメンバーを見る目というのは、一般的にそんなにレベルの高いものではないと思います。
もちろんダントツに優秀な社員はいますが、せいぜい2割くらいでしょう。
それ以外の8割は普通です。
そんなに大差はない。
同じようなレベルなのに片方は順調に出世、もう片方は何をやっても這い上がれない。
そんな、会社からのレッテルはよくあることです。
あなたも、同期や後輩で、なんでこいつがこんな出世してるんだ?と思うメンバーもいることでしょう。
つまり、努力も大切ですが、同時に上司や周りの社員にうまく勘違いをされることも非常に大切なのです。
リセットすること
このレッテルを剥がすのは難しい。
であればどうするか?
めちゃくちゃ自分が変わる?
もしそれができるのなら、一つの方法だと思います。
でも、40代でいきなり変わることができるか?
かなり難しいと思います。
であれば、もう一つはこの現状の部署なりチームから離脱することです。
上司との関係もあると思いますが、一刻も早く部署を変わることがベストです。
そして、次の部署で欠点を克服しつつ、小さなチャンスに手をあげて、良い評判を引き出すように努めるのです。
そうすることで、ある意味の優良誤認(勘違い)を引き起こしていくのです。
ずば抜けた能力の人以外、評価なんて多かれ少なかれ勘違いが多分に含まれています。
小さなチャンスに乗っかって評価評判をあげていきましょう。
転職を視野に入れる
あまりに会社が小さく、部署をうつったところで評判が変わらないのであれば、転職を考えることもあると思います。
ただ、40代での転職はハードです。
どうせ転職するのであれば今よりも良い給料の会社に移りたいものです。
そこは転職会社にも相談しながら慎重に進めるべきだと思います。
もしくは、自分の20年近くのキャリアの中で、人脈含め誇れるものがあるのであれば、独立もいいと思います。
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仕事ができないなと思う人は、自覚があるだけマシです。
それに向けて改善の余地があるから。
最悪なのは自覚がない人でしょう。
おまけに自責の念もなく、すべては自分の周りや運のせいにする人。
これは成長が止まったままになりますので、どうしようもなしです。
でも、自分の欠点を認めて、改善を試みればチャンスはあります。
わたしはまさに40歳で苦悩を覚え、改善を繰り返して、最終的にその部署を抜け出て、時間はかかりましたが46歳で部長までたどり着けました。
努力と得意なことに集中すること、そして周りの勘違いで現状打破は可能です!
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