「関ジャム」の松隈さん解説最高でしたね。番組の後半に注目のアイドル紹介があったんですが、 これがまた非常に興味深い!
2020年4月26日「関ジャム 完全燃SHOW」ではヒャダイン氏、ピエール中野氏(凛として時雨)による最新アイドル勢力図の解説がありました。
WACKのサウンドプロデューサー松隈氏もBiSHを中心に、サウンドプロデュースのこだわりを存分に解説。
番組の後半では極めて音楽性の高い「楽曲派」と言われるアイドルたちが紹介されていました。
アイドルファンではなくロックファンであるオジサン(わたし)も唸らせる、一発で音楽のカッコよさを醸し出したグループをご紹介します。
「フィロソフィーのダンス」
2015年結成のアイドル。
2018年3月の「関ジャム」でもヒャダイン氏が一度紹介をしているアイドルです。
プロデュースは我らがPEDROのギタリスト、田渕姉さんのナンバーガールや、ウルフルズ、氣志團を世に出した加茂啓太郎氏が担当。
PEDROを知らない人は下記など参照にしてください。
音楽的にはコンテンポラリーなファンク、R&Bとのことですが、聴いた感じは90年代に流行っていたアシッドジャズと言われるジャンルにも近いです。
もろ40代後半のわたし世代。
いわゆるジャミロクワイみたいな感じ。
そして歌詞には哲学的なメッセージが込められています。興味深い。
音楽を生み出しているのは、作曲・編曲のほとんどを担当する宮野玄士と言う26歳、気鋭のクリエーター。
若い。
ヒャダインがMCのテレビ朝日「musicるTV」の「ミリオン連発音楽作家塾」と言うコーナーで塾生としても選ばれてたんですね。
ヒャダインが推す理由のひとつかもしれません。
若くしてインコグニート、ジャミロクワイのような90年代アシッドジャズの空気感をかもしだすのは素晴らしい。才能って素敵。
4人のメンバーもなかなかキャラが立っていて良いです。
奥津マリリは「脳トロ」と言われるメロウなボーカルが特徴。
グラビア・モデルで「マリチチ」とか言われて、雑誌などでも活躍中です。確かに。。
佐藤まりあはアイドル活動が長く、それこそアイドルらしいルックス。
ギャップ萌えもポイントとしては腹筋女子ということでしょうか。
ジャケ写とかではお腹隠れてますね。
日向ハルは「ゴリゴリのゴリ」と言われるパワフルなボーカル。
確かにインパクトあります。
幼少から美空ひばりを聴いて育ち、椎名林檎で音楽に目覚めたそうです。
バンドマンからアイドルへの転身ですね。
ダンスも堪能のようで、プロフィール上は若干BiSHのアイナ・ジ・エンドとかぶるところがありそうです。
ちなみに私はボーカル界の中でアイナが爆裂に好きです。
十束おとはは、いまやアイドルグループに欠かせない印象のある生粋のオタクで引きこもりと言うキャラ。
彼女の電波アニメ声がこのグループのアクセントになっていることは間違いなさそうです。
「sora tob sakana」
神﨑風花、寺口夏花、山崎愛からなる3人組グループ。
3人とも2000年代の生まれです。
ちなみに、わたくしはミレニアム結婚でございます。
音楽プロデュースはハイスイノナサの照井順政氏が担当。
楽曲はポストロック、エレクトロニカといった現代音楽を基調にしています。
ハイスイノナサのように、予測のできない音楽をこちらのアイドルグループでも展開しています。
ちなみにハイスイノナサは「背水の陣」と「NASA」の掛け合わせで、予測不能な音楽を提供すると言うことらしいです。
歌声としては極めてピュアで幼さも残る3人の声とパフォーマンスが絡み、独特の世界観を演出しています。
BiSH同様にアイドル界に何の忖度もなく極めて高い音楽性をぶち込んでいる感じがたまりません。
しかしこの変拍子など含む難解でトリッキーな音楽を、この子たちが幼さの残る声でアイドルらしさを担保しつつ歌っている様はすごいです。
また関ジャムでも話題になりましたが、あまりに楽曲性が高く、インストだけでも十分に楽しめてしまいます。
地味に照井順政氏のYouTubeにインスト映像があがっています。
ピエール中野氏曰く、プロのミュージシャンでも難しい演奏とのこと。
中野氏の音楽性も極めて高いと思いますので、それだけでも相当なもんだなと思うわけです。
ちなみにどれだけ相当なもんかと言うと、こんなテクの持ち主が言うくらい相当です。てか、入門ってなに?応用はどうなる?
個人的にはBiSHにどハマりして、WACKに関心を示し、PassCodeに驚き、そしてフィロソフィーのダンスとsora tob sakanaに驚愕する。
そんな私はアイドルファンか?いや、やっぱりもう少しロックファン、音楽ファンで。。。。
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