2020年7月13日にBiSHがNHK「沼にハマってきいてみた」に登場。
最後まで楽しく拝見しましたが、一箇所ロック好きオジサンのロックセンサーが働いたところがありましたので、今回はそこにフォーカスをあてさせていただきます。
それは、アユニが自宅のプライベート映像を公開したい際に着ていたTシャツです。
アユニ・DのロックTシャツ
自宅映像披露では、みなさんアユニのオミアシに目が行っている方がほとんどだったようですが、注目は彼女の着ている紺色のTシャツ。
胸には「METZ」の文字。
こちらはカナダのガレージ・バンドであります「METZ」(メッツ)のTシャツなんですね。
カナダのロック・バンド「METZ(メッツ)」
メッツはカナダ・トロントのバンドで、ジャンル的にはオルタナティブもしくはガレージ・パンク、ノイズ・ロックなどの言い方をされているバンドです。
ギターのアレックス・エドキンズ、ベースのクリス・スロラッチ、ドラムのヘイデン・メンジーズでアユニ・Dのバンド「PEDRO」同様、スリーピースのバンド。
これまで紹介してきた、いわゆる90年代のオルタナバンドよりは全然若く、2008年に結成されたバンドです。
メッツのメンバーは、WACK渡辺社長の好きなニルヴァーナやペドロのギタリスト田渕ひさ子の好きなダイナソーJR、アユニの好きなベーシストのいるフガジと言ったところに影響を受けたバンドです。
ベースのクリスいわくは、ニルヴァーナなんかをみて、別に上手いギタープレイヤーじゃなくてもギター弾いていいんだ!と思い楽器にのめり込んでいったようです。
まあまあ失礼。
シアトルの老舗インディーズ・レーベル「SUB POP」
2012年にはファーストアルバムを、シアトルの老舗インディーズレーベル「SUB POP」からリリース。
SUB POPは、WACK社長渡辺氏がお気に入りのレーベル。
BiSHのインディーズアルバム「Brand-new idol SHiT」リリースの際に、「SUB TRAX」なる名前でインディーズ・レーベルを立ち上げています。
SUB POPは、1986年に設立され、90年代のグランジ/オルタナティブ・バンドの超有名どころがわんさか輩出されたレーベルです。
ニルヴァーナをはじめ、サウンドガーデン、マッドハニー、ソニック・ユース、L7なんかがおりまして、グランジブームの立役者的存在のレーベルです。
WACKファン、BiSHファン、PEDROファンはぜひチェックしてみてください。
アユニのTシャツ
アユニの着ていた全く同じMETZのTシャツはすでに完売がほとんどですかね。
こちらのTシャツでもPEDROのチェキ会に着ていけば、深めの会話ができるのではないかと目論んでおります。
自宅練習曲はブラー
ちなみに練習曲は以前も話をしていた、ブラーのSong2をやっていました。
ブラーのSong2
ブラーも90年代のオルタナティブロックを代表するバンドと言って良いですが、WACK社長渡辺氏が好きなニルヴァーナやSUB POP界隈と違うのは、ブラーはイギリスのバンドなんですね。
Song2は1997年にリリースされた曲で、わたくし、90年代当初カナダに住んでおりましたが、MTVで連日流れていた記憶があります。
最高に調子のいい曲ですね。
ブラーはこの曲をきっかけにアメリカでも受け入れられはじめました。
ベーシストだと言わない
アユニは見るたびに立派なオルタナティブ・ベーシストとして成長をしています。
特にオルタナなのかでも、ノイズやガレージと言われるような、より砕けて激しい楽曲が好みのようです。
これでPEDROのステージもさらにハクがつくと期待しています。
アユニのグランジ・スピリッツに加えて、田渕ひさ子が後ろ盾で構えているのが最高にカッコいいわけです。
番組中でサバンナ高橋から「ベース練習してんの?」の質問には特に自分がベーシストとしてバンドを結成していることも告げず、シンプルに「練習している」という返答が、爪を隠している感じでよかったですね。
新たな視聴者が、この映像を見てBiSH沼にハマって、アユニを調べてみたらベーシストだったという。
知らない人がPEDROの映像を観たらさぞ驚くでしょう。
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