「WACK FUCKiN’SORRY PARTY」BiSHセトリとレポート

BiSH
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2020年2月からスタートした「WACK TOUR 2020 “WACK FUCKiN’PARTY”」。

2月29日以降のツアーに関しては、コロナ感染拡大によりあえなく全ての公演が中止。

そして、中止となった日、WACKはいち早く、「NO AUDiENCE LiVE」としてニコニコ生放送で無料配信を実施しました。

その後も、予定されていた数々のライブが見送りとなり、コロナ感染拡大の影響で中止になったことに対するリベンジ公演も、観客を入れてのライブの実施は出来なくなってしまいました。

そして、今回、WACKでは初となる有料での無観客配信ライブの実施に踏み切りました。

会場は予定通りパシフィコ横浜国立大ホールで開催。

BiSH、BiS、EMPiRE、CARRY LOOSE、豆柴の大群、GO TO THE BEDS、PARADISES、WAggが出演しました。

BiSHはトップバッターで登場。

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BiSHセットリスト

WACK渡辺淳之介社長による別撮りでのメンバーへのインタビューを挟み、さっそく無観客でのライブがスタートしました。

「LETTERS」アートワークのギンギラ衣装で登場です。

セットリストは以下。

「WACK FUCKiN'SORRY PARTY」
2020年8月1日
01 BiSH-星が瞬く夜に
02 TOMORROW 
03 オーケストラ 
04 My landscape 
05 遂に死 
06 スーパーヒーローミュージック 
07 FOR HiM 
08 LETTERS

01. BiSH-星が瞬く夜に

1曲目はBiSHアンセム「BiSH-星が瞬く夜に」。

チッチの「調子はどうですか!?」でグッと感情が熱くなります。

音響も視聴環境も非常に良いです。

ぴあがリリースしたライブ動画配信サービス「PIA LIVE STREAM」で視聴。

ハシヤスメの「どんなに離れていても心は一つ!」からの、ヘドバンは一緒にできないもどかしさはありつつ、気持ちは上がります。

WACKパーティの一発目としては象徴的でふさわしい選曲です。

会場(配信場?)はすっかり温まった気分です。

02. TOMORROW

テレビで拝見することはありますが、ライブでは拝めていない「TOMORROW」。

やっぱり良い曲です。

配信ライブは、自宅で冷静に観ることが主だと思います。

そうすると、ボーカルやパフォーマンスの細部までが良く観えるのが良いところでもあり、ネックでもあるかもしれません。

「しゃべくり」でメンタルの強さを世に知らしめ、トレンド入りも果たしたハシヤスメさんも、本日のボーカルは少し安定性に欠けていたかなと感じました。

まあ、だから何ということもなく、パンクですしロックですからスピリッツが全てです。

振り付けでは、リンリンとモモコが手を取り合って向かい合いで歌うユニゾンも良いです。

照れ臭いのか目は合わせません。

それも彼女たちらしくて良いです。

03. オーケストラ

3曲目での名曲「オーケストラ」は最高にテイションが上がりました。

チッチのボーカルから始まるイントロは、いつもよりも微妙な息遣いが鮮明に聴き取れます。

しかし、チッチとアイナの天使と悪魔的な攻防、BiSH最強の武器です。

リンリンとアイナの絡みでは、終始リンリンが明るく楽しそうで良いです。

今回出演の「しゃべくり」でも無口担当に反して、楽しい話をたくさんしていました。

04. My landscape

ここで1回目のMCを挟みます。

チッチがライブ・タイトルをミスりつつ、アイナの謙虚な挨拶から、低音ボイスで曲紹介「My landscape」。

アユニのボーカルと振り付けはいつにも増してエモーショナルで目をひきます。

ここまで観ても、映像、音響、カメラワークも非常に良いものでした。

一部上空から映される映像などは、斬新で良かったです。

05. 遂に死

「My landscape」で寝転びながらの、重なり合いなしで「遂に死」スタート。

ノイズかかりまくりのボーカルと音源が最高にかっこいい。

マリリン・マンソンの世界観を醸しますが、照明のビカビカがすごくてクラッときました。

テレビ番組であればフラッシュに注意とか出るレベル以上!

良いぞ、もっとやれって感じです。

06. スーパーヒーローミュージック

ここでアユニ作詞の新曲をアユニがタイトルコール。

BiSH加入当時は音楽なんて好きでもなかった彼女が、BiSHやPEDROを通して誰よりも音楽に関わることで音楽が好きになって、音楽なしでは生きられないまでになった彼女の音楽に対する思いや、人生を乗り越えるポジティブな思いが詰まった曲。

初公開となる振り付けも注目でした。

アユニを中心に描きながら、最後はチッチ姉さんがアユニをおんぶして締め。

エモいです。

07. FOR HiM

アイナが舞台を右から左にメンバーとダンスをシンクロさせながらスタートする「FOR HiM」。

モモカンの見せ場の高音域は思いっきり外しましたが、それもライブの醍醐味、ご愛嬌です。

08. LETTERS

2回目のMCが入り、チッチからのご挨拶。

「BiSHからあなた宛の手紙を送ります、LETTERS」

BiSHポーズから始まるエモさ。

緊張しすぎているのか、リンリンのボーカルは震えが止まらない感じですが、それもエモさということで。

BiSHとしては珍しい全員でのユニゾンでは、配信とは言えライブで観ると改めて新鮮。

いつもではありますが、終始アイナのボーカルの安定度は桁外れでした。

そしてBiSHポーズで締めて、ライブは終了となります。

ということで今回のBiSHセトリは、どれもMVになるような珠玉の名曲揃いで攻められました。

無観客配信ライブに思うこと

今回の有料での無観客配信ライブ。

こう言った施策を積極的に進めている渡辺社長は素晴らしいですね。

興行的にも一人3,500円でも、キャパシティは関係ないので、もしかすると収益としては上々かもしれませんね。

観客として、物足りなさは当然ありますが、エンターテイメントとしての費用としては妥当だと思いますし、かつWACKやBiSHを応援、継続させるための資金と思えば安いものです。

賛同した上で、さらにこんなことがあったら良いなと思った事を列挙します。

配信ライブに希望すること

チケット購入者は期間限定でアーカイブ

ライブ映像とは違った通常ライブでは観ることができないアングルでの撮影

楽屋、ステージ裏の進入

しばらくはこう言った活動が主流になるのはやむを得ないでしょう。

社長も今後のライブ配信は全て有料と冒頭で宣言していました。

WACKやBiSHを支援するためにも賛同です。

さらに観客を楽しませる施策をどんどん盛り込んで欲しいですね。

BiSH
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