リンリンは無口担当なのに、絶叫ボイスが凄いね!
リンリンといえば、今やBiSHの中でも、攻撃的で猟奇的な歌唱が売りとなっていて、メンバーの中でもエッジの効いた役回り。
そもそもはサウンドプロデューサーの松隈ケンタ氏の「強めに歌って」を勘違いして雄叫びで歌ったのが始まり。
リンリン本人はもっと可愛い歌が好みのようです。
そんな彼女の歌唱法をデスボイスと言う方々も多いですね。
わたしもリンリンの雄叫びは大好きです。
ただ、ロック好きなオジサンとしては、リンリンの叫びはデスボイスなのか?って言うところを少し深掘ってみたくなったりするわけです。
リンリンの絶叫デスボイス
リンリンのシャウトに対する想い
リンリン自身は、そもそもデスボイスがどう言うものかもよくわからず、松隈氏からされた指示の勘違いで絶叫キャラが固定しました。
周りからはデスボイスと言われるようですが、本人はそのような自覚はなく、むしろデスボイスではないと思ってるし、賛否両論あるだろうとも思っているようです。
冷静なスタンス。
無口担当からの雄叫びですから、そのギャップにやられる人も多いでしょうね。
レコーディングの際には、松隈氏もリンリンには音程とか気にせず好きにやっていいと言うような指示を出したりしていました。
自由奔放、破天荒な存在感を醸しています。
リンリンの代表的なシャウト曲
改めてリンリンの代表的な雄叫び曲をチェックしてみましょう。
一番最初に叫んでみたのは「GiANT KiLLERS」だったようで、レコーディングの際のシャウトに関しては、もっとやれたんでは?とも思っているようです。
ライブでのシャウトは回を追うごとに迫力を増していると思います。
SHARR
代表的な雄叫び曲はなんと言ってもSHARRでしょう。
松隈ケンタ氏も自身WACKのプロデュース曲の中ではトップクラスの自信作と言っております。
リンリンに限らず、メンバーそれぞれにシャーシャーシャウトしています。
FREEZE DRY THE PASTS
シャウトもさることながら、曲の世界観とリンリンを中心としたパフォーマンスにも評価が高い曲です。
「共依存」がテーマ。
リンリンはどうすればもっと気持ち悪く見えるパフォーマンスになるかを追求しながらやっているようです。
この曲では音程低めのシャウトも披露しています。
デスボイスとは?
この辺からは、意見が分かれるような話になるので、あくまでも30年以上にわたりロックが好きなオジサンの解釈として受け止めて欲しいです。
まず、デスボイスは日本のみで言われる声色の話かと解釈しています。
いわゆるシャウトと言われる物の中に、デスボも含まれていると思っています。
シャウトの定義も人それぞれですが、ここでは「声を歪ませて鳴らす」ものをシャウトと称させてもらいます。
シャウトには声色としてはめちゃくちゃ種類があります。
多分、数10種類。
ここでは代表的なものをみていきたいと思います。
シャウトの発声方法
シャウトを出す(鳴らす)ためには、発声方法としては2種類があります。
それが、フライ・スクリームとフォールス・コード・スクリームです。
フライ・スクリーム
人は喋るにせよ、歌うにせよ通常は声帯を使って音を発する訳ですが、その喋るため、もしくは歌うための声帯を使って発声するのがフライ・スクリームです。
比較的、高音のシャウトを鳴らすときに適しています。
つまり低音のフライ・スクリームもあるということです。
リンリンはどちらかというとこちらの発声法で高音を鳴らしているように思います。
フォールス・コード・スクリーム
仮声帯と言って通常、発声のためではない声帯を通して鳴らすのがフォールス・コード・スクリーム。
比較的、中音から低音のシャウトを出すときに適している発声方法です。
いわゆる多くの人がデスボイスと想起するのがこちらだと思います。
獣の叫びみたいなものがイメージとして代表的ですね。
シャウトの種類 (声色)
そして、この2種類の発声方法を使って、声色を作っていく上で様々な名称のシャウトが生まれている感じです。
超高音から超低音まで代表的なものだけ羅列しますと。
その他にもまだまだありますが、デスボイスなりシャウトを理解するには以上で十分かと思います。
シャウト(デスボイス)な人達
デスボイスに関しては、意外と外国人より日本人アーティストの方が低音から高音まで幅広く扱っているように思います。
「マキシマム ザ ホルモン」ダイスケはん
まず、みんな大好き「マキシマム ザ ホルモン」のダイスケはんですね。高音から低音まで縦横無尽のシャウトだと思います。
「DIR EN GREY」京
今回ご紹介のシャウトを全て難なくこなしてしまうのが、DIR EN GREYのボーカル京でしょう。
ちょっと世界観が苦手ですが、デスボイスを楽しむには欠かせないかと思います。
こちらの曲はガテラルからホイッスルシャウトまで幅広く楽しめます。
多種多様なシャウトに加えてクリーンな声での唱法と目まぐるしく移り変わる感じは驚愕の一言ですね。
「カーカス」ジェフ・ウォーカー
最後に外国人も紹介です。
デスメタルと言う領域は、30年近く前から聴いてはいましたが、どうにもアルバムのジャケットの世界観や、おどろおどろしさが馴染めず、ロックファンとしてサラッとチェックする程度でした。
しかし、このカーカスというデスメタルバンドが1993年にリリースしたこちらの曲が、疾走感と共にすごくメロディアスでヘヴィなサウンドにデスボイスという感じが、当時はちょっと新鮮に映ったものです。
リンリンのシャウトはデスボイス?
ご紹介の3バンド(ボーカリスト)は、いわゆるロックがお好きな方々がシャウトだったりデスボイスと言った時に、快く認められているボーカリストだと思います。
リンリンの声色としては高めのシャウト、いわゆるスクリーチに近いのかなと思いますが、発声方法含めて王道のシャウトとはやはり少し違いがあるかなというのが個人的な感想です。
違うというのは独自の世界観が醸し出せているということで良いのだと思います。
なんなら、リンリン独自のシャウト名称でも付けてはどうでしょうか。
「スクリンリン」とかDEATHかね。。
清掃員(BiSHファン)からはライブでのシャウトで喉を潰さないかと心配の声が上がっていますが、シャウトもちゃんとした歌唱方法があり、正しい歌い方をすれば喉を潰すことはないようです。
リンリンもシャウトの発声方法は学んでいるかと思いますが、どうやらボイトレの先生はオペラ歌手の菅井秀憲氏のようですね。
怖そう。。
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