何の因果かこのサイトに飛び込んで来てしまったアイドルに関心がないのになぁ、とうそぶいているオヤジさん達。
安心してください、私もロックが大好きでアイドルなんぞ目もくれていなかったオヤジです。
かろうじて中山美穂はすげえ好きでしたが、おニャン子やモー娘。、AKBと言ったアイドルど真ん中街道は一切触れてきませんでした。
そんなオヤジでも「楽器を持たないパンクバンド」ってフレーズには針が触れまくりました。
最近テレビで見る、彼女達のパフォーマンス、顔はともかく、歌声とかビリリッと来るものがありましたよね?(そのうち顔も凄い好きになります、不思議なもんです)
そんなオヤジの皆さん。あなたは正常にロックファン、音楽ファンです。何も恥じることはない。もう一歩BiSHの世界に踏み込んでみましょう。
というわけで、これを観ればどハマり間違いなしの映像3選をオヤジの皆さんにお届けします。
安心してどっぷりとハマってください
「オーケストラ」 Less Than SEX TOUR FiNAL “帝王切開” 日比谷野外大音楽堂
まずは、2016年10月8日の日比谷野外音楽堂でのワンマンライブで披露した名曲「オーケストラ」。
このライブ映像を観れば、さらなるどハマり間違いなしです。
オーケストラはロック好きオヤジ向けのドンズバ曲ではないですが、間違いなくハマる名曲です。
ロック好きオヤジへのプチ情報としては、このオーケストラの作曲はスマッシングパンプキンズの「tonight, tonight」にインスパイアされて作られたとも言われています。
ちなみにツアー名の「帝王切開」はロック好きオヤジであればピンとくると思いますが、上條淳士さんが1985年に描いた漫画『To-y』の中で、1985年6月15日の日比谷野外音楽堂で開催されたパンク・イベントの名前が「帝王切開」でした。で、BiSHマネージャー兼社長の渡辺氏がこの漫画が好きで、引用したと言及しています。
漫画の出演バンドはGASP。対バンがPENICILLIN SHOCKとKashmirでした。私も大好きな漫画でした。あの時代にあんなスタイリッシュな漫画って素晴らしかったです。
【新品】To-y 30th Anniversary Edition/トーイ デビュー30周年記念 (1-5巻 全巻) 【上條淳士先生描き下ろし収納ボックス付き】このBiSHのライブに関しては、最年少で加入したメンバーのアユニ・Dにとってお披露目から2ヶ月足らずでの大舞台でした。今のど迫力のステージパフォーマンスと比べるとやはり初々しいです。
この映像の最大のエモポイントは4:20からのアイナ・ジ・エンドのパートでしょう。
リンリンと手を取り合うシーンで、いつもであれば一連の動きの後リンリンが捌けるのですが、アイナにグッと寄り添います。アイナも涙声で熱唱。チッチのパートに移ると同時にカメラが引くと、会場一面6色のサイリュームが光ります。
これ、清掃員の皆さんの仕掛けによって実施されたもので、それに感動したメンバーのリアクションが映し出されるかたちとなりました。
ただでさえエモい曲がそのエモさをえげつないものにしております。
「プロミスザスター」BiSH NEVERMiND TOUR RELOADED THE FiNAL “”REVOLUTiONS””
続いては2017年7月に7000人を動員した幕張でのライブ映像。
アンコールで披露された「プロミスザスター」です。
この驚異のパフォーマンスに関しては前の記事に記載した通りですが、メンバーそれぞれの想いの乗った最高のステージです。
この映像の最大のエモポイントは3点。
1:39でモモコがあきらかな涙声で歌うところ、下手だけどエモいです。頑張ってる感すごい。
3:28でチッチが少し涙声のアイナの様子をチラリと伺うところ。多分見てる。そう思ってる。そう思うとエモくて泣ける。
3:55のアイナの笑顔から涙まじりのエモーショナルなボーカルで駆け抜けるところ。この熱唱はマジやばい。私映画も好きで年間50本くらい観てますが、この映像より泣けるの無いですわってくらい。
オーケストラも最強のBiSHソングですが、プロミスザスターはそれを超えるために作り込まれたもう一つの名曲ですね。ロックオヤジも納得の技巧が盛り込まれた作品です。
「Nothing.」OFFICIAL VIDEO
最後はミニ・アルバム『GiANT KiLLERS』に収録のNothing.と言う曲のプロモーション映像です。
この曲はモモコグミカンパニーが作詞したもので、BiSHの前に活動していたBiS解散時に歌われた「FiNAL DANCE」へのアンサーソングとされています。
FiNAL DANCEのPVの最後にto be continued.とされており、モモコがその続きの曲を作るべきと作詞したものです。
BiSはFiNAL DANCEで”孤独が運命さ”と言うフレーズで解散していきましたが、モモコとしてはBiSHは終わらないと言う意思表明でこの詩を書いたと言っています。
Nothing.ですが冒頭はアユニ・Dの挨拶シーンから始まります。アユニ・Dは、2016年8月に最後のメンバーとして加入し、2016年8月24日にZepp TOKYOで開催されたワンマン・ライヴで初お披露目をしました。その際の映像からの開始しています。アユニが入ることで最強グループBiSHの始動を予感させます。
そこから、前の項目でご紹介した幕張の””REVOLUTiONS””までの軌跡を描いています。
最後は幕張での大役を果たし、戻ってくるメンバーを迎えるBiSHのマネージャーでありWACK社長の渡辺氏と抱き合い号泣するシーンで締められています。
さらに次を目指す孤独とは対照的な一体感を醸している感じが良いです。
色々書きましたがともかく、BiSHを気になったオヤジは是非この3本の映像を観てください。どっぷりとハマりますので。
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